「デザイン」と「アート」の違い、説明できますか?

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「デザイン」の意味、説明できますか?
普段私たちが何気なく耳にする「デザイン」という言葉。ただ、改めて考えてみると、意味を説明するのは難しいのではないでしょうか。一般的にグラフィックと呼ばれる文字・写真・イラストの組み合わせのことを言いますが、他にもユニバーサルデザインなど日用品の設計や、WEBやアプリなどのシステムにもデザインという言葉は使われます。

そもそも「アートと何が違うの?」「デザインってそんなに大事?」「自分にはあまり関係がない」と思われる方もいるかもしれません。

しかしデザインとは、本当は誰にとってもとても身近で、大切なものなのです。

今回はそんな「デザイン」に触れてみたいと思います。

そもそもデザインとは?

「デザイン」の語源について調べると 

“デザインの語源はデッサン(dessin)と同じく、“計画を記号に表す”という意味のラテン語designareである。つまりデザインとは、ある問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することと解される。”(wikipedia)

とあります。

この語源から、デザインには大きく3つの要素があることがわかります。

 

①問題を解決するために(問題解決)

②思考・概念を組み立て(設計・計画)

③表現すること(見た目)

よく混同されがちなアートと比べてみます。

アートは③表現すること(見た目)は含まれますが、①の問題解決や、②の設計や計画までは必ずしも求められません。

自身の情熱や思いをぶつける「自己表現」が尊重されます。

一方デザインは「自己表現」よりも、発端である「問題解決」が求められます。

もちろん、デザインにも制作したデザイナーの「その人らしさ」はありますが、

自己表現よりも、デザイン受け取る相手・問題を解決することを一番に考えなければなりません。

私たちのすぐそばにあるデザイン

私たちが普段手にするものも、問題解決のためにデザインされたものがたくさんあります。

現在では持っていない人の方が珍しいスマートフォンを例に見てみましょう。今持っている方は、初めてスマートフォンを持ったときのことを思い出してみてください。説明書はついてきますが、それを読みながら操作しましたか? 多くの人はどうすれば電源が入り、ロックが解除されるのか。細かい説明がなくても、直感的に操作できたのではないでしょうか。これもひとつのデザインです。次に、スマートフォンの画面を見てください。アプリ一覧のアイコンはどうでしょうか。それぞれが均等に並んで、色使いやシンプルな絵柄担っているものが多いです。アイコンが小さくても、説明を読まなくても、パッと見でそれがどのようなアプリかわかるように表現されています。

もし、アイコンの間隔がバラバラで揃っていなかったら? アイコンがなく、文字だけでアプリの説明がされていたら? 全て同じ色、絵が複雑なものだったら? 毎回目的のアプリを探すのに苦労しますし、目への負担も大きそうですね。

スマートフォンを先ほどのデザインの3つの要素に当てはめてみると

①操作を簡単にしたい、アプリをすぐに見つけたい(問題解決)

②指1本で画面が切り替わるようにしよう、わかりやすいアイコンにしよう(設計・計画)③1つのアイコンに使う色を少なくしてみる、シンプルな線にしてみる(見た目)

つまり、私たちが毎日使うスマートフォンが機能的に「デザイン」されたものだとよくわかります。

デザイナーは「問題解決のプロ」!

こうしてみると、日常のあらゆるものがデザインされ、知らず知らずのうちに私たちはその恩恵を受けています。アーティストは美的センスをもとに人を感動させる、いわば美のプロフェッショナルですが、デザイナーは美しいものというより、より見やすく・使いやすく・暮らしやすくするための「問題解決のプロ」であると言えます。

                   ライター:名護 泰樹

 


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