メールマーケティングで効率よく効果を高めるには、件名のつけ方や配信の時間帯などの工夫が必要です。今回は、メールマーケティングの効果を倍増させるそれらの「ちょっとしたコツ」を伝授します。展示会なんかで多くのリードを獲得し、メール配信システムを使ってメールを送っても、見込み顧客となるどころか開封率は下がり続け、サイトへの遷移も少なくなっていると悩み、モチベーションが下がっている方に読んでほしいコラムです。
とにかくCTA(Call To Action)は目立たせよう!
ほとんどの人はメールを「8秒」閲覧しただけで読み進めるか削除するかを決めています。
とくにスマートフォンではファーストビューだけで判断されがちです。
CTAは必ずファーストビューに入れましょう。メール文面に時候の挨拶などを入れると重要な情報にまでたどり着かない内に閉じられる場合が発生してしまう恐れがあります。
もし、どうしても時候の挨拶を入れたい場合は、挨拶分より先にCTAを表示させましょう。
メルマガの目的は潜在顧客に有益な情報を届けることです。せっかくのメールなのに重要な情報は読まれないような文面は避けるべき。
多少不自然でも、潜在見込み顧客に有益な情報を届けることを最優先に、CTAを目立たせて届けるべき内容をちゃんと届くメールにしましょう。
配信の時間は固定ではなく流動的に!
メールの配信時間を適当に決めているようなマーケターはいないと思います。みんな何らかの仮説を持って、朝一だとか昼休みだとか自社サイトにアクセスが多い時間帯だとかで配信時間を決定しているのではないでしょうか。
もちろん仮説に基づいて配信時間を決めるのは間違いではありません。
ですが、サイトにアクセスする時間とメールを読む時間は同じでしょうか。
メールは電話とは異なり、相手が会議中だろうが電車に乗っていようが送りつけても相手に迷惑はかけません。
メールを開いて読むタイミングも購読者の自由です。通勤中にまとめて読む人もいれば、勤務時間が終わってから読む人もいます。
仮説に基づいて固定するのではなく、面倒な作業ではありますが流動的な配信時間でテストを繰り返し、効果が最適となる配信のタイミングを見付けましょう。
購読解除は気にするな!
メルマガの配信量は週に1回、2回?それとも2週に1回?
配信が多いと嫌がられてメルマガ解除される、、、と考えていませんでしょうか。
最近ではPCでのメルマガ受信ではなくスマートフォンの受信者が多くなっており、ほとんどの人が受信のプッシュ通知はOffにしています。
つまり今のメルマガ読者の行動は、スマホのメールアプリを起動させ、読みたいメールだけ読み、読みたくないメールは削除するだけ。
よっぽどの的外れなメールタイトルでない限り購読解除という行動には至らない傾向があります。
購読解除が怖くて配信量を少なくするというのは、実は大きな機会損失となっている可能性があります。
また、メールマーケティングの担当者は、当たり前ですが潜在顧客に対して有益なメールを送っているハズ。この期に及んで、今日のランチは〇〇を食べた!などという誰も得しない当たり障りのない情報を送っている担当者はいない前提で話をします。
潜在的なリードに対し、役に立つであろう情報発信をしているにも関わらず、それでも購読解除されるというのは『将来的な見込み顧客』ではなかったということです。
そもそも手間をかけて購読解除の行動をとる人は、自社の商品やサービスに興味がないので、今後いくら頑張ってメール配信を続けてもカスタマーには成りようがないんだと割り切ることが必要です。
それでも購読解除を避けたい方へ
そうは言ってもメルマガのリード獲得にはコストが掛かっているから、何とか見込み顧客に引き上げたいという方はいらっしゃるでしょう。
そりゃそうですよね。多額の出展費用を捻出してブース設営にも投資して展示会で集めたリード、営業が必死で集めた名刺、WEBサイトのコンテンツの質を高めてエントリーしてもらったリード、もう数年間も取引が途絶えた休眠顧客。
なんとか1件でも売り上げにつなげたいですよね。
だったら、最終的な効果の出る方法はたった1つなんです。
それはズバリ、メルマガの質を上げる、この1点に尽きます。
そして質をあげるには、購読者(潜在見込み顧客)は何を求めているのかを徹底的に考えることです。
一方的に伝えたい情報を押し付けるのではなく、「役に立つ」と思わせることができれば解除されることはありえません。
頻繁に配信しようが、真夜中や早朝に配信しようが、本当の意味で有益なメルマガであれば間違いなくエンゲージメントは高まります。
だからこそ、それでも解除する人がいるのであれば、よりリードの見込み度合いが高まったと考えましょう。
将来的にも顧客にならないリードであれば「去る者は追わず」で良いのです。それよりも自社の商品・サービスのターゲットとなるリードをどのように集めるかに注力した方が効果につながると言えるのではないでしょうか。
ライターネーム:6ちゃんねる
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