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コンテンツマーケティングで重要な指標とは
コンテンツマーケティングを日々実践していく中で、どのコンテンツ(記事)が集客力があるのかはGoogleアナリティクスを見ればわかりますし、検索で上位表示されているワードは何なのかはGoogle Search Consoleを見ればわかります。
月間 数百万PV(ページビュー)数超のオウンドメディアを運営しているというのは立派な事ですし、メディアを育て上げるには並々ならぬ努力が必要だったと思われます。
しかし、マーケティング施策として考えたとき、本当に重要なのはPV数だけでしょうか?
PVよりも、検索順位よりも、CVが大事
もちろんPV数は多い方が良いに決まってます。
しかし、コンテンツマーケティングの目的はPV数の増加ではなく売上につながる施策のハズ。一般的に企業が取り組んでいるコンテンツマーケティングでは、PV数だけでは収益は得られません。ページを訪問してもらったあと、問い合わせをしてもらったり、ECサイトへ遷移してもらったりして初めて収益化への道が見えてきます。
コンテンツの力でPVを伸ばすのも、新規の訪問者数を増やすのも、キーワードを上位表示させるのも売り上げを増やす施策として大事ですが、BtoBであれば問い合わせ数を増やす、ECサイトであれば購入数を増やすほうが売り上げ増に直結すると思いませんか。
GoogleアナリティクスでCVの貢献度が高いコンテンツを探る方法
1 セグメントを追加
Googleアナリティクス左側の①「行動」メニューの中の②「サイトコンテンツ」>③「すべてのページ」を見てみましょう。
※期間を設定するのを忘れずに!
④「+セグメントを追加」をクリックしてください。すると下の画面になると思います。
2 「新しいセグメント」を追加
「+新しいセグメント」をクリックしてください。
3 条件タブで「ページ」を設定
詳細の①「条件」をクリックし②「Flashのバージョン」をクリックすると検索窓が出現します。
検索窓に③「ページ」と入力し、④ページフィルターを探してクリックしてください。
4 サンクスページのURLを設定して「保存」
フィルターの「ページ」「含む」にコンバージョンポイントとして到達するページのURLを入力しましょう。
上の画像では①「thanks/」と入力しています。いわゆるサンクスページに到達するまでに、どのコンテンツを通過してきたのかを調べることが可能です。
左上の「セグメント名」ボックスに②任意のセグメント名を入力し、③「保存」をクリックしてください。
CVに到達するまでのPVがずらっと見える!
これでCVに到達したユーザーがどのコンテンツに接触したのかが一覧表示されます。
むしろCVに到達するまでのPV数が多いコンテンツは、問い合わせに繋がりやすいコンテンツだという仮説が成り立ちます。
CVに貢献しているコンテンツへの導線設計
Googleアナリティクスで問い合わせに繋がりやすいコンテンツを洗い出したなら、次はアクセスしたユーザーをそのコンテンツに接触させる導線を設計しましょう。
仮説が正しいならCV率はアップするはずです。
具体的な方法は、例えばamazonなどで「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という表示が出てきますが、同じようにコンテンツを読んだユーザーに対して「この記事を読んだ人はこの記事も読んでいます」と問い合わせに繋がりやすいコンテンツをレコメンドさせ回遊を促すという方法があります。
もし、オウンドメディアをWordPressで構築しているのならば「Where did they go from here」プラグインを活用すれば簡単にCVに貢献しやすいコンテンツをレコメンドさせることが可能です。
※WordPress にWhere did they go from hereをインストールするには、プラグインのインストール画面で、「Where did they go from here」を検索し、インストールをクリック、インストール完了が表示されたら有効化にして設定するだけです。
他には、WordPress で作成した記事は公開した日時の新しい記事から順に表示されますが、「投稿を先頭に固定表示」という機能を使ってCVに貢献しやすいコンテンツを常にオウンドメディアのTopに表示させ、多くのユーザーに接触させるように設定する方法もあります。
まとめ:コンテンツマーケティングのGoalとは?
繰り返しますが、PV数は多い方が良いのです。でも、もしあなたが運営者なら「PV数は100万以上あるが、問い合わせは0件」のメディアと「PV数は3,000しかないが、問い合わせは毎月100件」のメディア、どちらが成功しているオウンドメディアだと思いますか。
マーケティング施策の結果は、やはり売上増です。
PV数を増やすことに注力するより、CVを増やすことを目標に置いてメディア構築を最適化させるようにしましょう。
ペンネーム:ニノ パコリ