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混同されがちな二つの言葉
マーケティングを語るうえで、外すことができない二つの言葉=「集客」と「販促」。
この二つを如何にうまく機能させるかによって、売上増や顧客へのリーチの成否が決まるといっても過言ではありません。
しかし、これだけ重要なワードにも関わらず、意外とこの二つを混同してしまっている方を多く見かけます。
そこで、ここでは少し整理をしてみたいと思います。
まずは「集客」、そして「販促」
「集客」とは、お客さまを集めることですが、この「お客さま」。厳密にいうと「これからお客さまになってくれそうな人」=「見込み顧客」のことを指します。つまり、これから自社の商品を買ってくれそうな人やサービスを受けてくれそうな人を集めることが「集客」です。一方「販促」(販売促進の略)とは、「集客」の次の段階、つまり「見込み顧客」を「顧客」にするために売り込みをかけることを指します。
例えば、御社で新商品が発売された場合を考えてみましょう。その商品に関して何も知らない人は、当然のごとく購入してくれません。また、いきなり強引な売り込み=「販促」を行っても、かえって嫌悪感を持たれてしまい、最悪の場合には、御社に対してマイナスイメージを植え付けてしまう結果となることも考えられます。
そこで、まずは「集客」という段階が必要になるのです。御社に対してプラスのイメージを持ってもらえたり、サービスや商品の良さに気付いてくれ、興味を持ってくれている段階であれば、購入してくれる可能性もずっと上がることは容易に想像できます。
では、この「集客」「販促」は、具体的には、どのようなことを行えばいいのでしょう? 思いつくことを以下で簡単に紹介したいと思います。
「集客」の具体策例
HPで集客する!
御社では、ホームページ(HP)をお持ちでしょうか? もし、お持ちであれば、定期的に整備をされていますでしょうか? もし、ここ何か月も手を入れていないようであれば、今すぐ着手しましょう!
HPの中でも、特に見込み顧客を集めるのに重要な役割を担うのが「ランディングページ(LP)」です。LPとは、簡単に言うと、ユーザーがインターネット検索した際にアクセスするページのことです。
初めて見るページで必要な情報が得られなければ、その人は早々にそのページから離脱してしまう、つまりは見込み顧客には当然なってもらえないということです。
また、最近ではスマホの利用が主流ですので、スマホで閲覧できるようにしておくことも必須です。当然、そこでは「見やすさ」と「わかりやすさ」が求められます。
「販促」の具体策例
実際に体験させる「デモンストレーション」
では、見込み顧客を如何に顧客にするのか。有効な方法として、デモンストレーションを行うことが挙げられます。
例えば、イベント等で御社の商品を実際に使っているところを実演したり、あるいはサンプルや試供品を配布して実際に見込み顧客に使ってもらう。
また、場合によっては、その場に見込み顧客に足を運んでもらわなくても、YouTube等で動画を流せば、いつでも見てもらうことができ、場合によっては拡散もしてもらえるので、御社にとってもかなりのメリットがあります。
いずれにしても、口頭で、またはチラシ等で紹介するよりも、段違いに説得力があることは、おわかりいただけると思います。
「集客」「販促」のアイデアが欲しいなら…
これ以外にも、例えば「集客」に関しては先に書いたWEBをはじめとしたメディアの活用方法、「販促」に関しても様々な手法、さらに次の段階として顧客の囲い込み方法など、いずれにしても、御社側と顧客側で「売りたい」「買いたい」という「思惑の合致」が必要です。
では、それらを合致させるアイデアを持っているのはどこなのか?
御社内で、答えを出せれば、それに越したことはありませんが、それが難しい場合、一番に思い浮かぶのが、いわゆるコンサルティング会社だと思います。しかし最近では、広告代理店はもちろんのこと、印刷会社、デザイン・制作会社においても、マーケティングに詳しい担当者がいたりします。
それは、例えば、これまで印刷会社であれば、印刷だけをしていればよかったのですが、印刷物自体が減少している今では、その媒体を如何に顧客獲得に結び付けられるかということまで考えて提案しないと、次の印刷の仕事をもらえないという厳しい事情があるからです。
それは、デザイン・制作会社も同様です。ただ、これらの会社も厳しい事情によるためだけではなく、新しいビジネスチャンスと捉え前向きに考えているところも少なくありません。
まずは付き合いのある印刷会社・デザイン会社に声をかけてみては?
「集客」「販促」で悩まれているのなら、まずはお付き合いのある印刷、デザイン・制作会社に軽く相談してみてもいいかもしれません。そうすれば、これまでとは違った目線での「集客」「販促」に向けた効果的で斬新な媒体やアイデアを提案してくれるかもしれません。
ペンネーム:チャーハン唐揚げセット
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