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そのメルマガ、どこまで読んでもらえてる?
メルマガを配信するにあたり、読まれるメールにするために「どのようなタイトルにしたらいいだろう」「最後まで読んでもらうためには?」「何をどのような順番で書けばいいのか?」と四苦八苦しているマーケターは多いと思います。
メルマガツールやGoogleアナリティクスを設定することで、開封率やメール内のリンクのクリック率は測れても、せっかく書いたメルマガが最後まで読んでもらえたのかを計測することはできません。
実際には読んでいる途中で面倒になって離脱する読者も存在します。たぶん皆さんも経験あるではないでしょうか。最後まで読む気がなくても、リード文まではなんとなく目を通したり、最後まで読まずにリンクをクリックして詳細情報を収集したりと。
配信側にしたら、せっかく作ったメルマガを最後まで見てほしいという思いもあると思いますが、そうしてくれる読者は決して多くはありません。
ここではメールマーケティングをワンステップ進化させるための、どこまで読んでサイトに遷移したかを測る方法をお伝えします。
Google アナリティクスを活用したメルマガ深度測定
メルマガのKPI(Key Performance Indicator)は、開封率やメール文中のURLのクリック率を設定する方が多いと思います。そのメール文中のURLにひと手間加えることで、最初の方だけ見てサイトに遷移しているのか、最後まで読んでから遷移したのかを測ることが可能になります。
その方法は……URLに「パラメータ」を付与!
Googleアナリティクスではメルマガ経由の流入は、ほとんどが(direct) / (none)となってしまいノーリファラー(参照元なし)に分類されてしまいます。
以前の【よく聞く広告の「パラメータ」って結局なんなの?】でも記しましたが、Googleアナリティクスで効果測定を行う場合、パラメータを活用するのが効果的です。
メール文中のURLにはパラメータを付与して参照元(メルマガツールなど)や、メディア(メルマガ経由)、キャンペーン(メルマガ配信日など)を測れるようにしましょう。
パラメータは、リンク先URLの直後に半角の「?」を付け、その後ろにパラメータを付与します。例えばサイト流入の参照元を計測したい場合は、「utm_source=ツール名」を付与します。また、メディアを計測する場合は「utm_medium=メディア名」を、キャンペーンを計測する場合は「utm_campaign=キャンペーン名」を付与します。更にパラメータは「&」記号によって連結させることが可能です。
(注意)パラメータの値は日本語ではなく半角英数字を使用しましょう。日本語のテキストを使用するとGoogleアナリティクスの計測時に文字化けし何を測ったのか分からなくなります。
(例)
20○○年□月△日に配信したメルマガからのサイト流入を測る場合。
URL? utm_source= newsletter&utm_campaign= 20○○□△&utm_medium= email
Google アナリティクスの公式ヘルプでは上記の3つの「source」「campaign」「medium」のパラメータは必須とされていますが、実際は「campaign」の付与がなくても問題なく動作します。
次に、メルマガがどこまで読まれたかを測るためには、「content」のパラメータを活用しましょう。
「content」のパラメータは広告配信のABテストを行う場合に利用するケースが多いですが、今回はメルマガの文中に複数のパラメータ付与されたURLを仕込みます。
つまり、タイトルとリード文の直下には「content=001」のパラメータ付与されたURLを、文中には「content=002」を、メルマガの文章の最後のURLには「content=003」を仕込むことによって最初のリードだけ見てサイトに遷移しているのか、メルマガを最後まで読んでから遷移したのかを測ることが可能になります。
(例)
メルマガタイトル
リード文
URL? utm_source=○○&utm_campaign=△△&utm_medium=email& utm_content=001
メルマガテキスト、メルマガテキスト、メルマガテキスト、メルマガテキスト。
URL? utm_source=○○&utm_campaign=△△&utm_medium=email& utm_content=002
メルマガテキスト、メルマガテキスト、メルマガテキスト、メルマガテキスト。
URL? utm_source=○○&utm_campaign=△△&utm_medium=email& utm_content=003
最後に:どこまで読まれているのかが分かればメルマガの改善が可能に
どのようなネタを書こうか、何を書けば反響が多いのか、読者が読みたくなるメルマガを書くには……皆さん日々悩まれていると思います。
メルマガのコンテンツを考えるモチベーションを維持するのは大変です。
上記の方法を試していただくことで、最後までメルマガを読んでクリックしているのか、最初のキャッチーなタイトルとリード分だけでクリックしていのかを知ることができ、これからの品質の高いメルマガ配信につながるようであれば幸いです。
ペンネーム:ニノ パコリ