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動画は「横向き」が当たり前だと思ってない? 初心者必見!動画制作でおさえておくべきノウハウ3

動画

シリーズとしてお送りしております、動画制作でおさえておくべきノウハウ。今回では、前回に引き続き動画をつくり始める段階で非常に重要な「誰がいつ見る動画なのか」想定するという作業について、具体例を元にご紹介します。

今回も、仕事が忙しい社会人に向けて、長い通勤時間でもラクラクなビジネス鞄のPR動画を制作するという想定です。

 

 

 

 

ターゲットが動画を見るシチュエーションを考えて

 

前回の記事では、ターゲットが動画を見るシチュエーションを想像して、通勤時間の電車の中で見ることもあるだろうと考えました。
動画視聴のさい、音を聞けない状況にあるかもしれないことから、無音の状態でも伝わる動画にするべきだ、という気付きがありましたね。
仮にナレーションだけの「聞く前提」動画にしてしまっていたら、せっかく再生してもらってもターゲットへ与えられる印象が大きく変わっていたでしょう。
機会損失をできるだけ起こさない効果のある動画を制作するために、音以外にもターゲットに向けて検討するべき要素があります。

 

 

「動画は横」が当たり前だと思ってない?

 

エジソンが映写機を初めて発明したのが1893年。フィルムが横長なので、それを映し出す映画も自然と横長になります。(実はなぜ4:3という比率にしたのか、今でもはっきりと分かっていないそうです)
それにならうようにテレビも今に至るまでずっと横長の画面がつづいています。

 しかしスマートフォンの登場により、画面比率にも変化が訪れていることは皆さんもご存知のことでしょう。
「いやいや、動画を見るときはスマートフォンでも横に向けて横長で見るよ。」と思うかもしれません。
しかしこのデータを見てください。

引用元:https://www.mobercial.com/article/smaphoneresarch/

 

なんとすでに3割の人が「動画を縦画面で見る」と言うのです。
SNS上にスマートフォンを縦持ちのまま撮影した「縦向き動画」が増えてきた影響もあるでしょうか。
また、中高生の間で非常に大きなブームとなっているTikTok。15秒〜の短い動画を投稿できるアプリですが、動画はほとんど全てが縦向きです。
もちろん、縦向きで見るというのは若い世代が多いという傾向はあるかと思いますが、年齢関係なく特に30秒未満の短い動画を見る際はわざわざスマートフォンを横に向けず、そのまま縦向きで見るという人が多いようです。

 

 

縦で動画を見たときの違い

 

動画=100%横向きという等式が崩れてきたことはわかりましたが、では動画制作にどう関係してくるのでしょうか?横向き動画を、スマートフォンを立てたまま視聴してみてくださいスマートフォンの狭い横幅に動画の縦幅を揃えるので、画面は約3分の1のサイズになってしまいます。当然、見づらくなりますね。

仕事が忙しい社会人に向けて、長い通勤時間でもラクラクなビジネス鞄のPR動画という想定を思い出してみましょう。見る時間は通勤時間帯。満員の通勤電車ならスマートフォンを横にするゆとりもないかもしれません。必然的に、動画は縦向きで視聴されるでしょう。

人物の動きや商品のズームなら、多少小さくなっても言いたいことは伝わるでしょう。しかし今回は字幕を入れる想定です。小さい画面にさらに小さい字幕。ターゲットは見づらさを感じるだけでなく、見る気が失せてしまうかもしれません。それなら最初から、スマートフォンなど縦長の画面を最大限活用できる縦向きの動画を制作する方が好ましいと言えるでしょう。

このように、画面比率についても、「横向きでいいや」ではなくて、ターゲットが動画を見るシチュエーションを想定して一考するのが得策です。

 

2回に渡りターゲットについてじっくり考えた皆さんなら、こう疑問に思うかもしれません。
「全てのターゲットが通勤時間帯にこの動画を見るというわけではないし、忙しい平日に鞄を買おうという人はなかなかいないのでは?」

たしかに、そうかも知れません。むしろ休日のようなゆとりがある時間帯に、自宅など音も自由に流せる場所で視聴するとなると、無音でも分かる縦向きの動画より、音響を充実させた横長動画のほうが効果的かもしれません。

これについては次の「動画の位置づけ」でお話したいと思います。

 

 

まとめ:徹底的に視聴者目線で設計すべし

 

今回はターゲットに合わせた動画づくりに関して、画面比率に着目して紹介しました。
何につけても変化の目まぐるしい時代、「これが当たり前」と思っていると、実は時代遅れになっていることもあるのですね。最新の動向をチェックして、新鮮なクリエイティブを目指しましょう。

ライター:Buzz Word

 

【次の記事】

【最終回】初心者必見!動画制作でおさえておくべきノウハウ vol.4

 

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初心者必見!動画制作でおさえておくべきノウハウ vol.2

初心者必見!動画制作でおさえておくべきノウハウ vol.1

 


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