検索連動型広告とは
検索連動型広告とは、検索エンジン(インターネット上で情報を検索するシステム)を用いて検索を行った際に、その検索ワードに応じて(連動して)表示される広告のことを指します。検索連動型広告=リスティング広告という風に同一に扱われるケースもありますが、本記事では検索連動型広告とディスプレイ広告をあわせてリスティング広告と扱わせていただきます。
上の図はYahoo! JAPANの検索エンジンを用いてスマートフォンという検索ワードで検索した場合の画面になります。図の赤い枠で囲まれた部分が検索連動型広告です。ページのタイトルの下に表示されているURLの左側に「広告」という表記がされているのが目印です。
赤枠の下にある「広告」という表記の無いものは自然検索(オーガニックリサーチ)と言い、文字通り検索した場合に自然と表示されるサイトとなっています。
このように、検索連動型広告は自然検索よりも上部に表示されることから、検索を行ったインターネットユーザーが最初に目にするサイトとなります。
検索連動型広告における“強み”
検索連動型広告の最大の強みと言えば何と言っても、検索ワードの設定により「意欲の高いユーザーへの配信が可能」な点が挙げられることでしょう。
先ほどのスマートフォンの例を挙げて考えてみましょう。
検索を行うにあたって「スマートフォン」と検索をするAさんと「スマートフォン 購入 オススメ」と検索するBさん、この二人を比べた際にどちらがスマートフォンを購入したいと思っているでしょうか。
これに関しては、より購入を匂わせる検索を行っているBさんです。
Aさんは単純にスマートフォンの操作方法を知りたいだけかも知れませんし、スマートフォンとは何かを検索しているだけかもしれません。しかし、Bさんは「購入」「オススメ」といった検索ワードにて検索を行っていることから、今すぐかどうかはわからないがスマートフォンを購入しようと思い、どれにするか悩んでいることが読み取れます。
そんなBさんにスマートフォンの商品を提示するWEBサイトの広告を出せば———全く興味のない人に広告を出すより遥かに高い費用対効果が見込めます。
実際はここまで単純なことではありませんが、ターゲットや検索ワードを絞り込むことで興味や関心を持つモチベーションの高いユーザーに情報を届け、高い費用対効果を見込むことが出来る点が検索連動型広告の強みなのです。
クリック課金制について
検索連動型広告は「クリック課金制」という制度を用いています。
これは、広告の表示のみでは料金が発生せず、ユーザーが表示されている広告をクリックしてWEBサイトにアクセスした際に初めて料金が発生するというシステムです。
表示される広告の順番とクリック単価
検索を行った際に表示される検索連動型広告、複数表示される広告の表示順を決めるために各検索エンジンは「クリック上限単価」と「広告品質スコア」というような指標を用いて算出される「広告ランク」を利用しています。
クリック上限単価
広告主が決定する数字。ユーザーが広告をクリックした際に発生する料金の上限です。
実際の1クリックあたりの値段(クリック単価)はこの数字よりも低くなります。
広告品質スコア
検索エンジン側で決定する数字。0~10で表され、検索ワードと広告の関連度です。
広告文ひいてはそこから繋がるサイトが検索ワードと一致するほど高い数字になります。
以上のような指標を用いて「広告ランク」と言われる数値は算出され、これが高い順番に検索連動型広告は表示されています。クリック上限単価は広告主で自由に設定することが可能ですが、広告品質スコアはあくまでも検索エンジンが決定する数字であるので、お金を持っている広告主が常に表示されるというわけではなく、広告品質スコア等が高い内容であればクリック上限単価が低い広告でも表示されるようになっています。
この広告ランクと品質スコアから、1クリックあたりに発生する料金(クリック単価)が決定されます。広告ランクごと決まる順番、その中で自分の広告の一つ下の順位の広告の広告ランクの数字を自分の広告の品質スコアで割った数字に1円を足した金額がクリック単価となるのです。
まとめ:高い費用対効果が見込める!
本記事では「検索連動型広告とはどういうものか」というところにフォーカスを当ててご説明させていただきました。
他の広告と比べても高い費用対効果が見込める上に、インターネット広告の特徴でもあるアクセス数などの数値の集計・分析を用いての効率的な運用を行える検索連動型広告をご活用いただくのは如何でしょうか。
ライター:うまのお肉
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