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SEO対策やテレアポなどの業務においては「成果報酬型」の料金システムが用いられていることがあります。
成果が上がった数に応じて料金が発生するので予算の無駄遣いが無いことが大きなメリットと知られているこの料金システムですが、実はそれ以外にもメリットがあることはご存じでしょうか。
今回はそんな成果報酬型の料金システムに関して細かい違いなども含めてご紹介させていただきます。
完全成果報酬型とは?
「成果報酬型って成果が出ないと料金が発生しないシステムでしょ?」と言われることが多くあります。答えは半分正解で半分不正解です。
実はこの場合に用いられているのは「完全成果報酬」という料金システムです。
完全成果報酬型とは、成果に対してのみ費用が発生する仕組みのことです。成果が生じれば費用が発生しますが、成果が無ければ費用は一切発生しません。
対して成果報酬型は、成果に対して費用が発生する他にも最低限の運用費や初期費用等が発生する仕組みとなります。
「完全」という文字が付くか否かで発生する予算が変わりますので、注意のいるポイントとなります。
※本記事では以下、完全成果報酬型を含み「成果報酬型」という表現を用いさせていただきます。
そもそも成果報酬型のメリットって?
1.発注リスクが少ない
成果報酬型は前提として「成果が発生しない限り費用が発生しない」という特徴があります。
言い換えれば、「費用が発生する=成果が発生している」という事になります。
これは以前の記事でご紹介した「プロスペクト理論」の価値関数とも関連するのですが、依頼側にとっては「損」をしないシステムと言えます。
人間はプロスペクト理論でも語られるように、得をした際の感情(嬉しさ)よりも損をした時の感情(悲しさ)の方が大きく感じる生き物です。
更にビジネスにおいて「損(ひいては損害)」には責任が伴う為、多くの人の行動は慎重になります。
その点、成果報酬型は発注側にとって非常に有利な条件であると言えます。
2.成果が出やすい傾向にある
これは成果報酬型を扱う会社やサービスにとっていえることですが、「成果が出ない=報酬が無い」という形式をとる以上成果を出すことに非常に自信があると言えます。
SEOであったりテレアポ等の実働部隊以外にも、専門的な知識を持ち社内の知識レベルを向上させる役割の専門スタッフがいる場合もあります。
そして成果を上げる為に非常に真摯に取り組んでくれる傾向があり、安心して業務を任せることが出来るのです。
意外なメリット:包括的な依頼が可能になる
さて、以上の2つは成果報酬型のサービスのわかりやすいメリットです。
意外なメリットを紹介する前に、「何故、業務を行う側は成果報酬型というシステムを掲げているのか」という事に注目します。
成果報酬型は発注側にリスクが無い「発注者ファースト」のシステムであることは言うまでもありませんが、実は受注側にも幾つかメリットがあります。
それがこの4つです。
①契約が取れやすい
②自社の有用性を証明しやすい
③長期取引に繋げやすい
④発注側の会社について深い知見を得ることが出来る
⑤他の案件に繋がりやすくなる
①の「発注リスクが少ない為、契約が取れやすい」、②の「成果を出すことが有用性の証明になる為、判断して貰いやすい」等は比較的理解しやすいメリットです。
更に①と②を合わせて考えることで、発注側にとってリスクが少なく成果を得ることが出来ることから③の「長期取引に繋げやすい」というメリットが現れます。
そして受注側は成果を得る為に様々な情報のリサーチや、時には発注側へのヒアリングを通じて④の「深い知見」を得ることが出来ます。
この③と④を合わせることで、より会社やサービスを知っている有用な会社として他の案件に繋がりやすくなります。
つまり、発注側にとっては自社や自社サービスを他の会社よりも深く知っている会社への相談が可能になるのです。
このように、実は成果報酬型とサービスは発注側・受注側共にメリットのあるWin-Winな料金システムなのです。
まとめ
このように、成果報酬型のサービス発注側・受注側共にメリットのあるシステムであることを説明させていただきました。
自社にとって深い理解を持つ協力会社が要る、という事は様々な込み入った相談が可能になり臨機応変な対応を行って貰えるという事でもあります。
案件説明の為に行う説明なども徐々に短くなっていき、それでいて効果の出る取引が可能になります。
「成果」と「時間」といった業務効率化には欠かせないポイントをクリアできる可能性のある成果報酬型のサービス、一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。
ライター:うまのお肉