新規顧客の有効な獲得方法は? ~展示会出展と新聞折込とWEB広告~

マーケティング

 

 

 

はじめに

 

「新規顧客の獲得」が多くの企業にとって重要な課題の一つであることは疑いようがないでしょう。実際、テレビCMなどの4マス媒体や、交通広告などのOOH広告などあらゆるメディアを用いて企業は自社商品やサービスの情報をターゲットに届ける活動をしています。

 今回はその中でも「展示会出展」「新聞折込」そして「WEB広告」の3本にフォーカスしてそのメリット・デメリットの説明と共に効果的な戦略の立て方をご紹介できればと思います。

 

 

3つの訴求について

 

何故展示会出展と新聞折込WEB広告の3つなのか、端的に言うと「ターゲットを絞った訴求が可能である」というところが挙げられます。

お金というのは有限であり、広告であれPRであれ行うのであればターゲット以外への無駄撃ちは避けたいところでしょう。

その点、上記の3つの手段は全く異なる手段でありながらも、ターゲットに絞って届けることができるという点では有効な手段であることが伺えます。

 

 

1 展示会出展

 

 

 

1年に何度か開催される同業種の会社が集まった展示会に出展するという方法です。

BtoB寄りの企業が用いやすい方法となります。

メリットとしては、そこに訪れる顧客は業種自体に興味・関心があることから非常に意欲の高いユーザーと接触可能な点が特徴です。加えて、直接担当者と繋がることができるケースが多いため、その後のフォローもしやすいという側面もあります。

デメリットとしては、良くも悪くも開催場所に近い地域の人が多く来場する傾向にあるので、自社のエリアがその地域であれば問題有りませんが、遠方である場合には少々厳しいかもしれません。加えて、出展費用や事前準備・当日の人件費などがどうしてもかかってしまうため、コストとしては大きいことも挙げられます。

 

 

2 新聞折込

 

 

 

こちらはBtoC寄りの企業が用いやすい方法です。

各家庭に届けられる新聞に広告を折り込んで消費者に情報を届けます。

こちらのメリットとしては、「新聞」という媒体に折り込まれていることから、今回紹介する手法の中では圧倒的な信用が存在しています。自身の企業や商品が安心・安全であるということは消費者にとっては重要なポイントであるため効果的な手法であると言えるでしょう。

新聞という媒体の性質上、ある程度エリアを絞って配布することが可能な点もメリットの一つです。

毎週○曜日に折り込む、などを継続的に繰り返すことで「○曜日は~の日」のようなイメージを与えられることも折込ならでは、と言えるでしょう。

デメリットとしては、こちらも良くも悪くもとはなりますが「新聞購読者のみが対象」という点でしょう。新聞の購読者の層という点や、購読者数という点でも届けられないような箇所が存在していることは明白で、すべての人に届けることは出来ません。

 

 

3 WEB広告

 

 

 

こちらはBtoB・BtoC問わずに用いることができる方法になります。

WEB広告と言うとざっくりしているのですが、インターネット上の媒体に表示される広告という認識で大丈夫です。

今回紹介している中でWEB広告を用いるメリットとして特に優れている点は圧倒的に細かいターゲット選定機能であると言えます。新聞広告よりも細かい単位で配信範囲を決定できる上、ブラウザ単位ではありますが年齢や性別、興味・関心などよりターゲットに近いユーザーに情報を届けることが可能です。
加えて、上記の2つと異なり広告にかける費用感を完全に企業側で決定することが出来ます。上記の2つが「ある程度の費用が最低限かかる」というのに対し、「最低ラインから企業で決定できる」というのは、効果を見てから費用をコントロール可能という点でも強みと言えるでしょう。

デメリットとしては、細かい運用の手間がかかることでしょうか。「(配信のみして放置」というのも可能と言えば可能ですが、それでは「運用型広告」と呼ばれるWEB広告の強みを完全に活かせません。配信・運用・結果の報告などをまとめて行う会社もありますので、そちらを頼るのも手の一つです)

 

 

まとめ



さて、本記事では3つのリーチの方法をご紹介させていただきました。

読んでいただければわかる通り、どの方法もメリット・デメリットが存在し、どれか1つが優れているというわけではないことがわかるかと思います。

実際にどれかの方法を取る場合にも「どれか1つに絞って行う」よりかは「予算をわけて実施し、最適化していく」という流れが必要となってくるでしょう。

今現在どれか1つのみ行っている企業も、突然別のものにすべての予算を移すのではなく、予算を分けながら結果を見て徐々に最適化をしていくことがより良い費用対効果を生む方法であることは間違いありませんので、参考にしていただければと思います。

 

ライター名:うまのお肉


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