はじめに
インバウンド・マーケティングは海外では非常に注目されているマーケティングの手法です。インバウンド・マーケティングという言葉を作り、世に広めた米国のハブスポット社が2017年に東京に進出したことによってさらに注目度が高まり、日本でも取り入れられるようになってきました。
インバウンド・マーケティングとは
インバウンド・マーケティングとは、webサイトやブログ、セミナーなどを通じて、役に立つコンテンツを提供し、見込み顧客から「見つけてもらう」ことを目標とするものです。コンテンツは何よりも重要であり、見込み顧客は適切なコンテンツをタイムリーに更新されることを望んでいます。見込み顧客が必要としている情報、探している情報が何なのかを理解し、それを見つけやすい形で提供することがこの手法であります。
インバウンド・マーケティング展開方法
- ホームページやブログ、セミナーなどで情報を提供することで、webサイトへの訪問者数を増やす
- webサイトを訪問した人を見込み顧客にする
→インバウンド・マーケティングでは、自ら情報を見つけに来てくれるので、もともと商品やサービスに関心がある方が多いです。そのため、見込み顧客にすることが可能になります。
- 見込み顧客に商品・サービスを購入してもらう
- 購入者をリピーターにする
→インバウンド・マーケティングはサロンなど継続的に必要なサービスなどに向いているため、リピーターを獲得することができます。
- 改善点を分析し、改善していく
この5段階を踏むことによってインバウンド・マーケティングが展開されます。
広告宣伝や高価なツールを使用しないので、集客コストを抑えることができます。
コンテンツ
コンテンツとは、情報の中身を表し、インバウンド・マーケティングにおいて最も重要なものとされています。コンテンツにも種類があり、スマホやタブレット端末を使用するモバイルコンテンツや映画や漫画などの創造性が魅力のデジタルコンテンツ、web上で展開されるサイトや記事などのwebコンテンツなどがあります。
これらコンテンツを作成するにあたり、可能な限り見込み顧客の検索意図を調査・分析し、見込み顧客が求めている情報を提供することが求められます。どのコンテンツが正確かという評価方法は、PV数・回遊率・滞在時間などによって決められます。
コンテンツを見つけてもらう方法
コンテンツを見つけてもらうためには、GoogleやYahoo!など検索エンジンで情報を検索した際に、なるべく検索結果が上位に表示されるためのSEO(Search Engine Optimization)」というテクニックやノウハウが必要です。さらに、ソーシャルメディアであるTwitterやFacebookなどを使って、コンテンツを友人やフォロワーなどに拡散してもらう手法を取り入れるのも効果的です。
まとめ:鮮度の高いコンテンツを
インバウンド・マーケティングでは、より適切なコンテンツをタイムリーに更新し、見込み顧客自身が簡単に必要な情報をつかみ取ってもらえる形で展開されなければなりません。そのため、インバウンド・マーケティングを行ときは、何よりもコンテンツの内容が重要なのです。
ライター:ベーコン