前回の記事では、ホワイトペーパーとはなんぞや? どういう効果があるんや? という話をしました。WEBマーケティングには不可欠と言えるホワイトペーパー。今回はそんなホワイトペーパーを実際に作成するときに、ぜひ注意していただきたいポイントを3つご紹介したいと思います。
1 タイトル・表紙をわかりやすく!
これは資料づくりというより資料をつくる前のテーマづくりにも関係するかもしれませんが、わかりやすいタイトル・表紙をつけましょう。
ホワイトペーパーはダウンロードするのに多少なり手間がかかるもの。それをしてもダウンロードしたい! と思わせる工夫が必要になります。
ダウンロードする人は何か困り事があって、それを解決するための情報を求めています。タイトルを読むだけで、どういう人に向けた、何に関する資料で、それを読むことでどういう知識が得られるのか、どういうメリットがあるのかがわかるとベスト。
タイトルだけではすべて伝えるのは難しい場合は、ダウンロードページに説明文を記載する、資料の一部を公開しておくという方法もあります。
また、中身をどれだけ練ったとしても表紙がパワーポイントのテンプレートデザインだったらもったいない! クオリティが低いのではないかと思われてしまいます。タイトルに合ったデザインで、きちんと感の出る表紙デザインにした方がよいでしょう。
とにかくダウンロードしてもらわなくてははじまらないので、「見てみたい」「詳しく知りたい!」と思わせられるタイトル・表紙をつくる必要があります。
2 PCで見やすい資料にする
最近はテレワーク等も増えて、ペーパーレスもどんどん進んでいます。展示会で配布する、郵送でプレゼントにするなどの明確な目的がある場合を除いて、基本的にはPDFデータの状態で閲覧されると考え、PCの画面で見やすい資料にしておくと良いでしょう。
PCなら縦型より横型の方が見やすいですし、本のように見開きの形で見ることはないので、片ページのみで構成する必要があります。
一方PDFならURLを挿入しておけば簡単にウェブページに飛ばすこともできますし、PDFなら文書内検索も簡単なので、多少ボリュームのある資料でも興味がある箇所を探して読むということができます。
ただし、印刷しないと割り切ればページ数の制限はある程度なくなりますが、あまりに重いファイルはダウンロードしづらいので注意が必要です。ページ数が増えて重たい場合は画像の解像度を落とすなどの配慮をしましょう
3 どこがつくったのか分かるように!
さて、せっかくつくったお役立ち資料でも、リターンがなかったら無意味です。よい資料は社内で回覧されたり共有されたりして、ダウンロードした人の手元から独り歩きします。御社を知らない人がその資料を見て役立つな、さらには御社のサービスを利用してみようかなと思ったとき、どこが発行したものかがわからなくては問い合わせに繋がりません。必ず資料を見てどこが発行したものかが分かるようにしておきましょう。問い合わせ先ページを共通で一番うしろに挿入しておくということにすれば漏れることはありません。
これは何も営業的な意味合いだけでなく、情報を発信する責任を持つという意味でも重要です。ホワイトペーパーもいわば広報物ですからしっかりと社名を記載する、逆を言えば記載しても問題ない、恥じない内容のものにする必要があります。
まとめ:ポイントを抑えて効果的な資料に
いかがでしたでしょうか? 今回はホワイトペーパーをつくるときに気をつけたい3つのポイントについて紹介しました。わかりやすいタイトルを考えたり、伝わるグラフィックを作成するのは業務の片手間では難しいかも知れないので、外部の制作会社を利用するのもよいかもしれませんね。
ライター:おまけ
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