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ニッチ業界の新商品や新サービス、どうやって売りますか?
BtoCの営業マンが鞄にカタログやパンフレットをいっぱい詰めて顧客を訪問して営業に回る? しかし時代が変わり、訪問どころかパンフレットを手渡すことすら難しくなりました。
じゃあどうやって売るのか?特に最近ではプロモーションといえば動画と言っても過言ではないくらい活用されています。
これまでは動画広告といえばTVCMでの活用ぐらいしかありませんでしたが、今の時代は通信環境が早くなり、PCやスマホで動画を視聴することが日常的になっています。
ターゲットに届かない問題
しかし、動画がこれだけ溢れた現代では、ターゲットの限られたニッチな商材の動画はたとえWebサイトやSNSにアップしても潜在顧客にリーチするのは難しく、よほど出来の良い動画――いわゆる「バズる」動画でなければ拡散することは不可能だと言えます。
結果、インターネットに公開しても視聴回数が伸びず、ニッチな商材における動画は、展示会などのアイキャッチ的な使い方や、人的リソースを活用して商品やサービスの説明をする際の補助的な存在に終始しがちです。
抑えておくべき必勝動画活用法はこれだ!
せっかく作った動画ですので、もっと広く潜在顧客に届ける方法はないのでしょうか? 今回は特におすすめな動画活用法ご紹介します。
1:まず興味のある人をあぶり出す「インストリーム動画広告」!
まず「認知拡大」のために、ニッチ層に動画プロモーションを視聴させるお勧めの施策は「YouTube広告」です。
YouTube広告も他のWeb広告と同様にターゲティングが可能です。
ニッチな層に届けるために、アフィニティカテゴリ(ライフスタイルや趣味、興味・関心ターゲティング)やカスタムオーディエンス(キーワードやURLターゲティング)を活用し動画広告を配信しましょう。
特に、スキップ可能なインストリーム広告ならば、5秒でスキップされた場合は広告費はかかりません。動画広告が30秒以上視聴された場合のみ広告費が発生します。(30 秒未満の動画の場合は最後まで視聴されたら)
つまり、本当に広告に興味がある人だけに届けられる、余計な広告費をかけないでいいという広告主に嬉しい仕組みになっているのです。
ニッチな商材の動画を最後まで視聴するユーザーは、確実に潜在顧客であり、しかも、動画を視聴したことで商品・サービスの理解度は高まっているはずです。
一方「認知拡大」だけでは費用対効果として考えた場合、成果につながらないのではないか? と思われるかもしれません。そんな方には、次の広告がおすすめです。
2:興味のある人を狙い撃ち!「Googleリマーケティング広告」
潜在顧客を見込み顧客にパワーアップさせる「ナーチャリング」に最適な広告がリマーケティング広告です。
リマーケティングはサイトを訪れたことがある人に向けて広告を再配信する手法だと認識している方が多いと思います。
また、リマーケティング広告を知らなくとも、アクセスしたサイトのバナー広告がどのサイトにアクセスしてもずっと追いかけてくる経験をしたことがある方は多いのでは?
実は、リマーケティング広告はサイト訪問者をターゲットに配信するだけではなく、特定の動画を視聴した人や、YouTube チャンネルに登録した人、動画を高く評価した人や再生リストに追加した人などもターゲティング可能なのです。
特定の動画を視聴した人というのは、もちろん広告として特定の動画を視聴した人も含まれます。
つまり、ニッチな動画広告をスキップせず30秒以上視聴した人をリスト化してリマーケティング広告を配信すれば、商品・サービスの理解度が深まった潜在顧客を囲い込むことが可能となるわけです。
(注)Yahoo!のリターゲティング広告ではYouTube動画視聴のリスト化は出来ません。
あとは、このリストの人達が検索した場合のみ広告を表示(リマーケティング・リスティング広告)させたり、バナー広告で追いかけて広告配信し、より詳細なランディングページを用意して潜在顧客から見込顧客に引き上げていくだけです。
※ランディングページの施策に関しては、ランディングページ(LP)の原則 その壱・弐・参をお読みください。
まとめ:インストリーム×リターゲティングの最強コンボ
ニッチな商材にはピッタリ! 本当に広告に興味がある人だけに届けられるインストリーム広告で興味のあるユーザーをあぶり出し、その人たちに向けてリターゲティング広告を出す。これがニッチ商材でも必ずターゲットに届く動画広告最強の布陣と言えるでしょう。
動画を最後まで視聴し、サービスに対する認知や関心が高まった人へ、さらにアプローチするのですから、通常のリスティング広告やバナー広告よりも費用対効果が見込める施策となること間違いなし!
動画はあるけれど活用方法に悩んでいる方は、是非一度試してみてはいかがでしょうか。
ペンネーム:ニノ パコリ
CVがほしいならエントリーフォームを変えろ!見落としがちな改善ポイント3つ ~ランディングページ(LP)の原則 その参~~