こんにちは。コピーライターのふくしゃです。今回は、「ちょっと長めの文章書かないといけないんだけど」とか、「なんか文章書くの苦手なんだよね」という人のために、意識するだけで文章がちょっとだけスムーズに書ける文章の書き方の基本の「き」をご紹介したいと思います。
ただ、文章にはいろいろな要素があり、とても一度では書ききれないなと思ったので、今回は「文末編」として、文章の最後をちょこっと変えるだけでうまく見える、そんなテクニックをご紹介したいと思います。
基本1 文末をそろえる
日本語の文末には大きく2種類があります。「~だ」「~である」で終わる文末(だ・である調)と「です」「ます」で終わる文末(ですます調)。これはそろえないとなんとなくちぐはぐな感じがしてしまいます。プロの作家ならあえてそういった表現をするということもありえるかもしれませんが、一般的にはどちらかだけで書くのが無難です。
「だ・である調」は堅い文章になりますので、ビジネス文書などでよく使われますね。逆に、消費者に語りかけるときにだ・である調を使用すると強すぎてしまうというデメリットがあります。
以前リードコピーを書いたときに「だ・である調」で書いたとき、プロコピーライターの方に強すぎるから「です・ます調」にした方がよい、と言われました。広告文など読み手に語りかけるような文章は「です・ます調」にするとよいでしょう。
基本2 文末が一緒にならないようにする
さっきと真逆なことを言っているように思えますが、これは直前・直後の文と重複しないように、ということです。
たとえば、上の段落の文末を一部抜き出してみましょう。
日本語の文末には大きく2種類があります。「~だ」「~である」で終わる文末(だ・である調)と「です」「ます」で終わる文末(ですます調)。これはそろえないとなんとなくちぐはぐな感じがしてしまいます。プロの作家ならあえてそういった表現をするということもありえるかもしれませんが、一般的にはどちらかだけで書くのが無難です。
「だ・である調」は堅い文章になりますので、ビジネス文書などでよく使われますね。逆に、消費者に語りかけるときにだ・である調を使用すると強すぎてしまうというデメリットがあります。
以前リードコピーを書いたときに「だ・である調」で書いたとき、プロコピーライターの方に強すぎるから「です・ます調」にした方がよい、と言われました。広告文など読み手に語りかけるような文章は「です・ます調」にするとよいでしょう。
・あります。
・ますね。
・文末。
・しまいます。
・です。
・ますね。
・あります。
・ました。
・でしょう。
何種類かの文末を使っていますが、一度も同じ文末を連続して使用していません。これが、同じ文末だとどうでしょう。
日本語の文末には大きく2種類があります。「~だ」「~である」で終わる文末(だ・である調)と「です」「ます」で終わる文末(ですます調)があります。これはそろえないとなんとなくちぐはぐな感じになります。プロの作家ならあえてそういった表現をするということもありえるかもしれませんが、一般的にはどちらかだけで書くのが無難であります。
「だ・である調」は堅い文章になりますので、ビジネス文書などでよく使われます。逆に、消費者に語りかけるときにだ・である調を使用すると強すぎてしまうというデメリットがあります。
以前リードコピーを書いたときに「だ・である調」で書いたとき、プロコピーライターの方に強すぎるから「です・ます調」にした方がよい、と言われました。広告文など読み手に語りかけるような文章は「です・ます調」にするとよいと思います。
なんとなくリズムが悪い感じがしませんか? 書いているときから重複しないように気をつけるのはなかなか難しいので、推敲のときに文末を意識して読み返し、連続してしまったところは直すようにするとよいでしょう。同じものは使わないでリズムの良い文章を作るという作業は、ちょっとしたパズルのような面白さがありますので、ぜひ一度試してみてください。
かんたんに、文末のバリエーションをおさらいしましょう。
文末バリエーション
【くっつけ型】 ~ですよね。/ですね。
「ね」「よ」「よね」などの語尾をくっつけます。
この語尾は終助詞なんて呼び方もします。
バリエーションを出したいときには終助詞で検索してみてもいいかもしれません。
とてもかんたんですが、「だ・である調」では使えません。
【推測してしまう型】 でしょう。/と思います。/だろう。/と思われる。
筆者の考えにしてしまうバージョン。
さきほど言ったように読者に語りかける文章に最適な「です・ます調」の文章とは、
親和性が高く、また「だ・である」調でも使いやすい、オールマイティーな文末です。
【強調型】 なのです。/ということです。/だったのだ。/ということだ。
強調にも使える文末がこちら。これは多用するとクドくなってしまうので
使い所には注意が必要ですが、効果的に使うと文末のリズムを整えるだけでなく、
よりわかり易い文章へとランクアップさせることも可能です。
【否定型】 ではありません。/というわけがありません。/ではない。
どうしても「です」が続いてしまう…! というときに使えるのが、
「反対のことを言って否定する文章に置き換えてしまう」というもの。
例)りんごは赤いです。
→りんごは赤くないわけがありません。
ただ、否定形はかなり強い印象を与えるので、【強調型】同様、使うところは注意です。
【体言止め・言い切り型】 ~●●。/~という形。/~ということ。/
体言止めは国語の時間に聞いたことがある方も多いでしょう。
名詞(物の名前や人の名前)で文章をぶつっと切ってしまう形。
勢いがいい印象になるので、リズムを変えたいときに使えます。
まとめ:文末に気をつけるだけで整った文章に
いかがでしたか? 今回は文末だけに絞ってお話しましたが、それだけでも多くのポイントがあり、どれもそんなに難しいものではないので、ちょっとした文章を書くとき、意識してみてはいかがでしょうか。
ライター:ふくしゃ
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