開封率したくなるメルマガとは? ついつい読んでしまう件名のつけ方5選!

マーケティング

 

 

メルマガの最大の利点と欠点

 

EメールによるDM・いわゆるメルマガは、ローコストで大量かつ高速で情報発信できることが最大の利点。

しかし一方で、開封率が低いというデメリットがあります。

郵便DMの開封率が約60%に対して、メルマガの開封率は10~20%といわれています。あなたのメールボックスにも、未開封のまま溜まりに溜まったメルマガや、目も通さずゴミ箱行きになるメルマガが多くあるのではないでしょうか。せっかくDMを送っても、開封して、読んでもらえないことには全く意味がありません。

 

 

開封してもらうために――メルマガは件名が命!

 

それでは、開封して中身を確認してみたくなるメルマガとは、一体どのようなものでしょうか。今回の記事では、メルマガが本来の目的を果たすための第一歩・「開封」してもらうために、メルマガの開封率を劇的にUPさせる件名について、事例とともにご紹介していきます。

 

なぜ件名が大事?

 

なぜ件名なのか。それはずばり、受信したときまっさきに目に入る情報だからです。パソコンのメールソフトであればメール本文の一部がプレビューされることもありますが、強調して表示されるのは「差出人」そして「件名」。メールに関するビジネスマナーでも、「件名は要件がわかりやすいようつけましょう」と言われています。おそらくほとんどの人は、受け取ったメルマガの件名を確認して開封するか否かを決めているはず。つまりメルマガの開封率UPのためには、受け取った相手の関心を惹きつけ、思わず読みたくなるような件名をつけることがカギと言えます。

では、具体的にどんな懸命にすればいいのでしょうか。今回は代表的な5つの事例をご紹介します。

 

 

1:「まもなく終了!お急ぎください」

緊急性をアピールすることで、たとえ商材にそこまで興味がなかったとしても「開封しないと損するかも!」という思いに駆り立てられます。さらに、「今夜9時まで!タイムセール開催中」といった具体的な期限を数字で入れることによって、今すぐに開封させることができるので、未開封のままメールが埋もれてしまう可能性は低くなるでしょう。

 

2:「日本未発売モデル入荷!」

限定モノには目がないという方は多いですよね。人は希少性のあるものを所有したり経験したりすることで優越感を感じ、他人と差別化したいという欲求があります。特に日本人はこうした傾向が強いのだとか。こうした消費欲求に訴えかけるようなフレーズは、DMの開封率UPにも有効です。

 

3:「もう英会話スクールには通うな!」

定説を覆すような意外性のある件名のDMは、気になって中身を確認してみたくなるはず。しかし、あまりにも現実からかけ離れていたり大げさだったりすると、胡散臭さが出てしまいマイナスイメージに繋がりかねません。

意外性のテクニックを用いる場合に注意したいことは、本文でしっかり裏付けをすること。数字など客観的かつ具体的な根拠を本文中で示さなくては、「なんかうさんくさい」「本当なの?」と疑われてしまう危険性があります。興味本位でDMを開封した相手にも、商材のメリットが伝わるよう内容を練るべきでしょう。

 

4:「新商品無料モニター実施中」

日常生活の中で、“プレゼント”や“無料”と聞くと、つい飛びついてしまいますよね。DMにおいても開封率が上がるキラーワードといえます。

ところがせっかく開封してもらったとしても、「本当に無料なの?」と疑われてしまったり、「想像していたものと違う」と警戒心を抱かせてしまったり、クーポンや無料のサービスを利用することだけが目的の層が一定数いたりと、開封率UPに有効である一方で、用いる際には注意が必要な表現でもあります。

 

5:「〇〇様に特別なご案内」

通常メルマガは不特定多数に送られるものだからこそ、自分個人に宛てたものであると感じられる件名の場合、その開封率は高くなります。また、DMの受け取り手が自分だけだという特別感を感じることで、商材やブランドに対するロイヤリティ(信頼や愛着)を高める効果もあります。

ただ宛名を相手にするだけでなく、中身もその人にとって興味のわきそうなものにすることで、よりその特別感を高められるでしょう。裏を返せば、なんでもかんでも使ってしまうと「全然関係ない内容じゃないか」と不信感につながってしまいます。

 

まとめ:でも……闇雲に使うのはNG

以上、開封率が劇的にUPする5つの事例をご紹介しました。毎日大量に届くメルマガの中でも受け取った相手の興味を惹きつけるような件名には、こうしたテクニックが盛り込まれています。

ただし、使い方を間違えると安っぽさや不信感を与える表現になりかねないため、ただやみくもに盛り込めばいいというわけではありません。商材やターゲットを念頭に置いたうえで、適切な表現を考えてみましょう。

もし、なかなか思い浮かばないという方は、実際にあなたのメールボックスに届くメルマガをざっと眺めてみることをおすすめします。「お、これは!」と目に留まった件名が、良いヒントになるかもしれません。

 

ライター:べす子

 

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