今実際、個人で動画を撮影してインターネット上で公開するということが日常的になっていて、スマートフォンのカメラの性能も上がり、クオリティの高い動画が簡単に撮影できるようになってきています。実際カメラの設定で高画質な動画を撮れるよう設定していれば、スマートフォンでも十分に商用利用が可能な映像が撮影できるってご存知でしたか? 動画でのマーケティングも多い昨今、自分で撮影してみよう! という方に向けて、今回は意識するだけで動画のクオリティが圧倒的に変わる3つのプロの技をご紹介します。
目次
ポイント1:許可をしっかりと取る。
最近は誰でも簡単に動画が撮影できるようになり、SNSや動画サイトでは無許可で撮影された動画が数多く見られます。しかし基本的にはどこであっても事前に撮影許可をしっかり取る必要があります。また、ロケーションの許可以外にも、動画に映り込むロゴ・製品・通行人等の一般人にも権利問題が発生しますので、写り込んでも問題がないものか、事前にしっかり確認をすることが必要です。また、これは許可・許諾とはちょっと異なりますが、撮影場所や撮影するものに関わるの法令の把握も重要です。立入禁止になっている場所に立ち入って撮影などしてしまったら大問題です。有名人が線路内に立ち入って撮影した写真をSNSで公開し、炎上してしまった事件も記憶に新しいですよね。また、工場現場や危険な場所ではヘルメット・軍手の着用が義務付けられています。撮影時にうっかりつけ忘れると法令違反となってしまう可能性もあります。
撮影して公開しても問題がないよう、許可や確認をしっかり取ることが重要です。
ポイント2:撮影の計画と準備をする
さて、撮影許可は取ったし、いざ撮影!……というわけではございません。動画の撮影には計画と準備が必要です。撮影予定の動画を一旦紙に書き起こし、「絵コンテ」と「香盤」を作成します。これらを作成することによって、必要な備品を洗い出し、撮影可能な時間帯を確認することができます。これが「香盤」と呼ばれるものです。何を撮影するのかをまとめた「絵コンテ」と、当日どの順番で撮影していくかを決めた「香盤」。これら2つがあってスムーズに撮影が進むでしょう。これについてはまた別記事で詳しくご説明します。また、屋外での撮影の場合、天候の影響をもろに受け撮影中止や中断の可能性もありますので、予備日も確保しておきましょう。
ポイント3:丁寧な撮影をする
計画や準備が終わればいよいよ撮影です。丁寧な撮影を心がければ、最近のケータイ・スマホでも良い動画ができます!様々な技術がありますが、今回は意識するだけで誰にでもすぐにできる撮影方法をいくつかご紹介します。
① 映り込みに注意する。
撮影されるモデルがメガネを着用していたり、撮影場所近くに車のボディやガラス張りの建物があったりすると、ついうっかりそれらに撮影者が写り込んでしまうことがあります。写り込まないようにカメラの角度を調節するのもひとつの手ですが、最悪写り込んでも目立たないようカメラマンは白または黒の服で撮影に挑みましょう。
② 移動は極力避け、脇を締めて撮影する
手ブレは見ている人が酔ってしまうので、極限までなくす必要があります。テレビの街ブラ番組などを観ていると、カメラマンも歩いて移動しているはずなのに、まったく手ブレしていないことに気づくと思います。実際撮影してみるとわかりますが、スタビライザーなど特殊な道具なしで手ブレのない映像を撮影するのは至難の業。移動は極力避け、脇をしっかり締めて手ブレを抑えましょう。
③ 白飛びしないように気をつける
撮影中、天候や場所によってどうしてもベストの明るさに調整できない! というときがあると思います。そのときは、「明るすぎ」よりは「暗すぎ」の方がよい、とおぼえておきましょう。なぜかというと、明るすぎて白飛びしてしまうと、編集しても映像を鮮明にすることはできないのですが、暗い映像は、明るさの調整で明るくすることができるからです。
まとめ:動画制作にはプロの技が溢れている
いかがでしたでしょうか? これ以外にもプロは様々な知識や技術で動画を撮影しているので、クオリティの高い映像が制作できるのですね。参考にしていただければ幸いです。
ライター 鵺蠍膃肭臍
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